塗り壁を使って思い通りの色と機能性を【自由加工の素敵デザイン】

屋外でも利用可能

海外に目を向けてみる

作業員

塗り壁は日本においては和室建築で利用される内装材としての意味が強いですが、海外建築を見てみるとそうでもないことがわかります。
ヨーロッパでは特に、外壁塗装剤として塗り壁を使用しているのが特徴です。その技術を応用できないかと日本のメーカーが研究した結果、最近では外壁塗装用の素材として利用できる塗り壁が登場してきました。
従来塗り壁の素材として利用されてきた漆喰や珪藻土を使うのではなく、その風合いを活かしながら外壁に利用できる無機質素材を使用した塗り壁素材が販売されているため、海外の技術と日本の技術が合体して新たな外壁塗装が今は登場しています。

外壁材としての価値

従来外壁に使用される建材として仕上げに使われてきたのは、外壁塗装剤として利用される塗料類でした。いわゆるペンキを塗布することによって住居の防水性や防汚性を高める効果を期待していたところに、今では塗り壁を使う方法を検討できます。
内装材でも問題になっていた汚れがつきやすいという問題を、無機質系の素材を利用することによって回避しています。この点は、欧風建築の技術を日本建築に応用した点です。
具体的なところで言えば、漆喰や珪藻土などの樹脂系素材は、静電気を発生する作用があります。それが、汚れを生む原因でした。静電気によって起こる問題を解決できるのが、無機質系の素材の特性です。無機質系素材なら静電気を発するわけではないため、汚れを留めない特性があります。
ですから、無機質系の塗り壁は外壁素材として適していて、欧風建築でも使われている上に、現在では日本にも取り入れられるようになって今につながったという背景があります。
日本式の技術では内装材として利用される方が望ましかった塗り壁という技術は、欧式の技術によって内外ともに利用できる技法に成長したことを、見逃すのは勿体ありません。